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セルターブログ

ビートル・サウンドの醍醐味の一つに、彼らのあの“コーラス”(ハーモニー)がある。

で、このコーラス。
個人的に分析したり採譜することがまぁまぁ好きな方なので、譜面に起こしてはメンバーにFAXやメールで送信したりすることが度々ある。
採譜には数日かかるものや即座に出来てしまうものと色々だが、いざバンドで演奏してみると、いがいに的を得たサウンドにならないものも、残念ながらたまにあったりする。

ミックスの段階で極微小に抑えられた声を必死に採譜しても、それをそのまんま普通の音量で歌っては、やはり当然のことながら全く違和感のあるサウンドになってしまう。リードVo.の他に4声コーラスなんてものは、どのパートをチョイスするかによってガラリと雰囲気が変わってしまったり、また「MONEY」のサビや「TELL ME WHY」のテーマ等にみられる幾度にもオーバーダビングされた曲などは、実際の声の他に倍音がブリブリ派生していて、これまた普通に演奏してみても非常に密度の薄いサウンドになってしまったりと、原因はいろいろだ。また個々の声質が起因してることも多々あるだろう。

で、この“的を得たサウンドにならない”状態からの処理が、これまた採譜作業よりも厄介なケースが多いもんである。いかに“らしく”聴こえるか、また収まりのいい音にさせるが為の微調整が不本意ながらも必要になってくる。こーなるとなかなか納得のいくサウンドに仕上がらない。難しいもんだ。
こーゆーのはいつまでたっても気になってしかたがない。数あるレパートリーの中にもこの手の曲が幾つかあり、またいつか再度修正をかけてみようと思案したり、思考錯誤の連チャンだ。

うーん・・・・奥深いものですな。コーラス。

(すん)


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